失敗例から学ぶウェビナーを成功させるコツ 自社開催の注意点とは?

失敗例から学ぶウェビナーを成功させるコツ 自社開催の注意点とは?

枚挙に暇(いとま)がないと言われるウェビナーの失敗例。どんなに入念な準備を行っても、不測の事態は起こるものです。当記事では、ウェビナーの活用方法や失敗事例、ウェビナー成功のコツを紹介します。

普及するウェビナー、さまざまな活用方法

昨今、ウェビナーはさまざまな場面で活用がなされています。主な活用シーンは、以下の4つが挙げられます。

セミナー開催

オフラインで行っていたセミナーが、オンライン上で「ウェビナー」という名称で行われるようになりました。そもそも、ウェビナーという言葉は、Web+Seminarを組み合わせた造語。オフラインのセミナーよりも低コストで実施できるため、何度も行いやすく、製品のプロモーションなどに適していると言われています。

※ウェビナーについては、こちらの記事(「知っておきたいウェビナーのいろは やり方、メリット・デメリットを解説します」)で詳しくお伝えしていますので、ぜひご一読ください。

展示会

展示会もセミナーと同様に、低コストで開催できるメリットがあります。さらに、世界中から、人数制限もなく参加してもらうことができるため、オフラインの展示会よりも多くの集客できることが強み。現在は中小企業を含む、多くの企業がウェビナーで展示会を開催しています。

社員研修

社員研修もウェビナーで実施することができます。複雑な業務も、オンライン上で動画や図を使って視覚的に説明することで、より理解度を高められる可能性があります。また、録画でアーカイブを残しておけば、社員は何度も見て、学ぶことができるため、効率よくスキルを向上することができます。

株主総会

従来のオフラインの株主総会は、開催日時、場所、参加人数が決まっているため、「参加したくてもできない人」が出てしまうものでした。一方、ウェビナーで開く株主総会は、参加のハードルが低いうえ、オンラインならではの動画の工夫などを盛り込むことで、自社の魅力をより一層アピールすることが可能になります。
今後、上記以外でも、さまざまなシーンでウェビナーが活用されていくことが予測されます。

ウェビナーの失敗事例

ウェビナー(インターネットセミナー)の失敗事例

さまざまなシーンで活用されているウェビナーですが、失敗事例も少なくありません。これから挙げる失敗例は、自社開催における代表的なケースです。これらを参考にして、事前にウェビナーを成功させるための対策を練ることをおすすめします。

ライブ配信型の失敗例

ケース1:配信トラブル

ライブ配信は何といっても、生配信ならではの"臨場感"がポイントの1つになります。でも、配信トラブルのリスクと表裏一体にあることも事実です。ネット環境が不安定な会場でウェビナーを開催してしまい、配信が一時停止してしまって、参加者からの評価がネガティブなものばかりだった...という失敗例があります。

ケース2:身だしなみや自宅で不信感

ライブ配信の場合、スピーカー(講師)は自宅から講義をすることも多々あります。そのときに気をつけたいのが、身だしなみと、背景に映る自宅です。

服装や髪型が乱れていたり、部屋が散らかっていたりすると、「この主催企業は大丈夫か?」と不信感を与えかねません。

ケース3: スタッフのスキル不足が露呈

生配信は"一発勝負"です。そのため、予定していたシナリオを最後までスムーズにやり切るためのスタッフのスキルが求められます。機材を使い慣れていない、司会が進行できていないなど、スキル不足によっては見るに堪えないウェビナーになってしまう可能性があります。

録画配信型の失敗例

ケース1:コミュニケーションのストレス

録画配信の場合、ライブ配信と違って、視聴者からのQ&Aなどを受け付けない"一方通行"のケースが多々あります。その場合、視聴者がせっかく主催企業のサービスや製品に興味をもち、質問をしたくても、「できない」というストレスが発生します。その結果、クレームに繋がってしまうケースも。それを解消するために、ウェビナー終了後の質問フォームなどを設置しましょう。

ケース2:準備の工数が増えて混乱

複数のスピーカーが登壇するケースでは、事前にさまざまな場所で録画をする必要があるため、スケジュールの調整、さらには複数本の動画の編集と、準備の工数が増える可能性があります。それを考慮しておかなかったばかりに、現場が混乱してしまうこともあります。

ウェビナーを成功させるコツ

では、ウェビナーを成功に導くには、どのような点に配慮すべきでしょうか? 前途の失敗事例をもとに、ウェビナーを成功させるコツを整理していきます。

インターネット環境を見直す

ライブ配信でウェビナーを開催する場合、最も注意すべきはインターネット環境です。配信が途中で止まってしまう、途切れてしまうと、視聴者はストレスを感じて、離脱してしまいます。高品質で準備した画像を提供できるネット環境が整っているか確認しましょう。

設備を整える

背景に映る会場を整えるほか、マイクやスピーカーなども高いスペックのものを揃えることをおすすめします。音が割れている、小さい文字が読めないなどは、視聴者にとってのストレスになりかねません。

高品質のサービスを利用する

ワンストップでウェビナーをサポートしてくれるサービスを利用する場合、サポート体制が充実しているものを選びましょう。「トラブルの事例を多数知っていて、そのための予防策もわかっている」「万が一、トラブルが起きたときの対応策も万全」など、サポートの体制も事前によく調べましょう。

リハーサルを繰り返す

基本的な解決策は、スタッフ全員で入念にリハーサルを繰り返すことです。そうすることで、本番前に問題点や改善点が浮き彫りになります。それを1つひとつ潰していくことが、本番の成功へと繋がります。

集客をしっかり行う

どんなに完璧なウェビナーを企画しても、視聴者が少なければ、期待した効果は得られません。だからこそ、企画と同様に、集客にもしっかりと力を入れましょう。現在は、SNS、Web広告、メルマガなど、さまざまな集客手段があるので、予算に合わせて、最適な集客を実施します。

本番では視聴者を巻き込む

ウェビナーを一方的に見ているだけ、聞いているだけでは視聴者も飽きてしまいます。それを防ぐためには、アンケート機能を使ったり、質疑応答の時間を設けたりして、視聴者を巻き込んでいくことです。終わったときに、「見た」ではなく「参加した」と思ってもらうことがベストです。

アフターフォローも欠かさずに

ウェビナーは開催して終了ではありません。アンケートの集計結果や関連情報を送ることで、次回のウェビナーの集客に繋がる可能性があります。また、それらの結果を次回のウェビナーの改善点に生かすことで、さらにウェビナーをブラッシュアップしていくことができます。

失敗は成功の母。失敗を失敗で終わらせるのではなく、成功への足がかりにしましょう。自社開催に難しさを感じる場合は、Biz Liveのようなサービスオールインワンサービスを検討してみてはいかがでしょうか?

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この記事の執筆者

水野 博紀
水野 博紀
東京造形大学卒 木村情報技術 Web/DTP制作チーム所属

主にSEO、SEM、ブランディングを扱い、Web、DTP、UI構築など業務は多岐にわたります。
たまに新規システムや新事業に関わっています。

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