チームビルディング研修導入事例学校法人 中村学園様

中村学園、eスポーツ研修で新たな学びを体験
ゲーム初心者を巻き込みコミュニケーション能力が向上

福岡県福岡市に位置する学校法人中村学園様は、1954年に女性教育者の先駆者である中村ハル先生により創立され、今年2024年に学園創立70周年を迎えられます。幼稚園、中学校、高等学校に加え、大学や短大まで幅広く運営されている学校法人です。

同法人は、職員を対象とした研修において、木村情報技術が提供する「eスポーツを活用したチームビルディング研修(通称:eスポーツ研修)」を導入されました。ご担当者に伺った、その背景や効果についてご紹介いたします。

学校法人 中村学園様

eスポーツ研修とは?

木村情報技術が提供するeスポーツ研修は、ビジネスにおいて重要な「結果を出す」ための強いチームの作り方を、eスポーツを通して学ぶ新しいプログラムです。

ゲームにはMOBA(Multiplayer online battle arena)というジャンルのものを使用し、参加者は49名が12チームに分かれ対戦しました。今回は「基礎・体験コース(4時間)」から「部署向け」を用いました。

研修では、座学やワークを通じてPDCAサイクルやコミュニケーションの基礎などを学び、その後ゲームで実践する流れを繰り返しました。ゲームは1回あたり約10分と短時間なため、研修中にPDCAサイクルを繰り返し回すことができました。

座学
なぜeスポーツを研修に用いるのか、
強いチームとは
スキルの紹介
PDCA/OODAとコミュニケーション、
視座と全体最適
PDCAの実践(1)
チームでeスポーツ体験
スキルの紹介
課題解決に必要なスキルの紹介
PDCAの実践(2)
チームでeスポーツ体験
PDCAの実践(3)
チームでeスポーツ体験
成果発表
トーナメント形式でeスポーツ体験

基礎・体験コース(部署単位向け/4時間)の内容イメージ

学校法人中村学園
研修ご担当者様インタビュー

導入の背景・導入の決め手

中村学園では毎年、職員を対象とした研修を実施しています。外部講師を招くこともあれば、学校という特性と専門性の高い教員が在籍していることから、学内の役職者や教員を講師に迎え、チームビルディングやリーダーシップ研修など様々なテーマの研修を行ってきました。

常に新しいことを取り入れ、職員間のコミュニケーションが向上できるような研修を探していたところ、親交のあった木村情報技術の人事担当者からこのeスポーツ研修を紹介されました。

中村学園は、「トライ&エラー」という考えを大切にしていて、新しい挑戦を積極的に推進しています。中学校や高校でeスポーツの導入が進む現状を踏まえて、学校関係者もこうした新しい取り組みを受け入れることが必要だと考えました。

実は研修前は、ゲームに対して抵抗を持つ参加者も少なくありませんでした。しかし、私たちはあえて新しい取り組みにチャレンジし、多少ストレスがかかる環境のほうが、より効果的な学びが得られると期待しました。

なんと参加者の9割がゲーム未経験!?
逆境でのeスポーツ研修実施

今回の研修は、約50名の職員を対象に実施し、年齢層は22歳~60歳近くと幅広いものでした。事前アンケートの結果、参加者の約9割がゲーム未経験者で、しかもそのうち約7割が「ゲームが嫌い」と回答しました。

校内で研修を告知した際は反応が薄く、懐疑的な意見も散見された状況でした。若年層の職員は好意的な印象を持ったようでしたが、中堅以上の職員は、日々の業務で忙しい中でこうした研修を受けることに抵抗を感じている様子でした。

非日常な環境がもたらす学び
「大人でもまだまだ成長できる」

そのような状況での開催となりましたが、研修自体は大いに盛り上がりました。「途中で傍観者となる参加者が出ないか?」という懸念は杞憂におわりました。

研修が進むにつれ、参加者それぞれが「勝つためにチームでどう行動するか」を真剣に考え始め、最後まで「チームに貢献したい」という姿勢が見られました。抽象的だったメンバー間の指示ややり取りも、次第に具体的な内容に変わり、コミュニケーションの向上が見られました。この変化はゲームの成績にも反映され、明確な成長曲線が見られました。

今回は事務職員が対象だったため、最初は協調性が高く、自己主張が控えめな傾向が見られましたが、研修が進むにつれ「言うべきことは言わないといけない」という姿勢が表れ、ポジティブな変化が見られ、一定の研修効果はあったと思います。

また、ベテランの職員は、普段の業務の中では指導されるケースが減っていきがちです。しかし今回の研修では、ストレスのかかる非日常の環境の中で、それぞれの強みを活かし弱みを補い合いながら、チームとして最大限の力を発揮するという、研修で狙った効果を得ることができたと感じます。​

「やってよかった」
担当者・参加者ともに高い満足度

参加者アンケートの結果では、全体としては満足度の高い回答が多く寄せられました。また、研修前は非常に否定的だった参加者も、研修後は「やや否定的」に改善するといった変化が見られました。

その後の懇親会でも好意的な感想が聞かれ、「やってよかった」「また実施してほしい」といった声が多く寄せられました。総じて満足度は高く、研修担当者としては「一定の効果はあった」と感じることができました。

今後も機会があれば、eスポーツ研修を行いたいと考えています。また、役職者を対象に広げることも視野に入れています。

【PROFILE】

法人名
学校法人 中村学園
所在地
〒814-0198 
福岡県福岡市城南区別府5-7-1
理事長
中村紘右
設立
1954年4月
H P
https://www.nakamura-u.ac.jp/gakuen/
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導入事例のご紹介

学校法人 中村学園様
公益財団法人 関西生産性本部様
CMC GROUP様
アッヴィ合同会社様

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