特別支援学校でメタバースや生成AIを体験する特別授業を開催

佐賀県佐賀市の「金立特別支援学校」で、 IT企業の木村情報技術株式会社が特別授業を開催しました。この授業は3回にわたって開催し、生徒の皆さんはメタバースや生成AIといった最新技術について学び、体験しました。

背景

金立特別支援学校様は、これからますます加速するであろうテクノロジーの時代に備え、生徒たちにも最新の技術に触れて欲しいと考えられていました。また、メタバースを活用した授業や学生の取り組みといった事例を知り、関心をお持ちでした。

その指導役として、地元のIT企業であり、企業や教育機関へのメタバースサービス提供の実績を持つ木村情報技術に、声をかけていただきました。

メタバース特別授業の概要

この特別授業は、高等部の生徒5名を対象に3回にわたって開催し、生徒の皆さんがメタバースや生成AIといった最新技術について学び、実際の体験を通して興味を持つことを目的としました。

さらに、生徒皆さんに将来の職業選択の幅を広げてもらうため、授業では最新のIT技術に加え、プログラマーやエンジニアといった職業についても紹介し、実際の仕事内容やそのやりがいなどについてもお話ししました。

また、この授業では西九州大学の植田先生にもご協力いただき、負担が少なく操作できるPCデバイスの選定と調整をサポートしていただきました。

第1回「僕たちの仮想空間を作ろう」(2024年7月)

初回は、メタバース(仮想空間)の概念を理解するために、生徒の皆さんは「自分たちの仮想空間を構築するとしたら?」をテーマにディスカッションを行いました。また、フォートナイトを使って、5名それぞれが異なるメタバース空間を体験しました。

2回「メタバースで打ち上げ花火を作ってみよう」(2024年10月)

フォートナイトのUEFN技術を活用し、メタバース空間でのプログラミングに挑戦しました。生徒の皆さんは自ら考えた打ち上げ花火をプログラミングし、それをメタバース空間で打ち上げ、創造する楽しさを体験しました。

3回「生成AIを触ってみよう」(2025年2月)

最終回では、生成AIの基礎を学びました。生徒の皆さんは生成AIに質問しながら自分たちのアイデアをブラッシュアップし、さらにそれを画像化するプロセスを体験しました。成果物を目にした生徒や教師の皆さんからは、感嘆の声が上がりました。

金立特別支援学校 進路指導部長 山田先生からのコメント

「今回の特別授業を通して、生徒たちが見せた生き生きとした表情がとても印象的でした。この経験が、彼らが将来挑戦したいこと、あるいは興味を持つ分野を見つけるきっかけになればとても嬉しく思います」。

木村情報技術は、今後も教育機関と連携し、IT技術の啓蒙と体験の機会を提供する取り組みを続けていきます。

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