なぜ、メディカルセミナーを開催するのか?

「なぜ、木村情報技術がダブル改定(診療報酬と介護報酬の同時改定)のセミナーを開催するのですか?」

 弊社の社員がお客様に12月18日開催のメディカルセミナー「診療報酬改定と製薬企業のプロモーションを考える~地域医療の変化が講演会に与える影響とは~」を案内した際に、よく聞かれるそうです。

セミナー詳細はこちら

※イベントは終了しました

 講演者の一人として、このご質問にお答えします。

「変化の時代に、お客様に同じことをやり続けさせないため」です。

 2018年度は、診療報酬改定と介護報酬改定の"ダブル改定"、医療計画と介護保険事業計画の見直し、地域医療構想と在宅医療・介護連携推進事業の進展、国保財政の都道府県化、保険者努力支援制度の本格化など、数多くの医療改革が同時に実行されるため"惑星直列"になぞらえられています。

 こうした医療制度の大改革は、病院・診療所や薬局の経営に大きな変化をもたらします。その結果、患者さんの流れが変わります。おそらく、大病院は"働き方改革"への対応も含めて、外来患者を大幅に縮小せざるを得ないでしょう。

 これまでと同じやり方をして、同じような良い結果を獲得し続けるのは、難しくなります。

 このような変化について、ぜひ、お客様と一緒に考えていきたいと思っています。
 『星の王子様』の作者、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、次の名言を残しています。
 「愛とは、互いに見つめ合うことではなく、共に同じ方向を見つめることである」
 12月18日のメディカルセミナーを受講・視聴していただき、弊社の社員とともに同じ方向を見つめて今後の対策・戦略を考える機会をいただけるとうれしいです。

MR-1コンテストに参加して、どんなMRが勝ち(価値)残るのか一緒に感じませんか?

こうしたら、もっと売上・利益が上がるのではないか?
こうしたら、もっとお客様に喜んでいただけるのではないか?

優秀なビジネスパーソンなら、日々、このようなことを考えているでしょう。

医療従事者も同じです。
こうしたら、もっと治療アウトカムが上がるのではないか?
こうしたら、もっと患者さんに喜んでいただけるのではないか?

こうした思いにブレーキをかけているものがあります。
それは、"目の前の仕事の忙しさ"です。

日々の「緊急で重要なこと」が本来取り組むべき「緊急でない重要なこと」を"見ないこと"にしてしまっているのです。

MRは、医療従事者の「緊急でない重要なこと」にフォーカスを当て、それに取り組むモチベーションに火をつける役割があると思います。

MR-1コンテストのファイナルに進出した8人のMRは、どのようにして医療従事者に「緊急でない重要なこと」を意識づけさせているのでしょうか。

8月26日。MR-1コンテスト2017。ぜひご一緒にイベントを楽しみましょう。

コンテストの前には、特別セミナーとして、「医療専門職の職能とプロフェッショナリズム~その現在と未来~」について、東京医療センター内科医師の尾藤誠司先生にご講演頂きます。

【参加申し込みはコチラ】第三回MR-1コンテスト観覧&特別セミナー
https://mr1contest.peatix.com/view

開催日時

2017年8月26日(土)

会場

星薬科大学 本館2階第二ホール

テーマ

人工知能(AI)に立ち向かえ!MR減少時代に生き残れるか

コンテストの概要

当コンテストは、単にMRの優劣を競うことを目的としているものではありません。医療への貢献を目指し、日々工夫しながら活動しているMRにスポットライトを当て、MR活動に対する正しい理解を促進するとともに、ファイナリストに選ばれたMRに続く優秀なMR育成を目的としています。

第3回MR-1コンテストでは、医療環境が大きく変わる中で、日々工夫しながら活動しているMRにスポットライトを当てるものです。今回は「人工知能(AI)に立ち向かえ! MR減少時代に生き残れるか」をテーマに開催し、ナンバーワンMR(MVMR:Most Valuable MR)を決定します。

<MR-1コンテスト公式サイト>
https://mr-1.org/
※イベントは終了しました

AIに代替されない活動を考えるMR-1コンテスト2017

4月23日付の日経新聞は、日曜日に寝ていたビジネスパーソンたちを「ロボットと競えますか」とトップ記事で脅してたたき起こしました。

下記のサイトで自分の職業を選択すると、ロボットで代替できる割合が示されます。

「わたしの仕事、ロボットに奪われますか?」
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/ft-ai-job/

記者・編集者は「22.4%」でした。

残念ながら選択肢に「MR」はありませんが、デロイト トーマツ コンサルティング執行役員の西本悟朗氏が4月19~21日に東京ビッグサイトで開催された「ヘルスケアIT2017」の中で「すべてのチャネルを使ってMR個人の能力に依存しないモデルを構築することが求められる。これからは、AIを使わない人(組織)とAIを使う人(組織)の戦いになる」と発言したように、すでに大手製薬企業を中心に"デジタルシフト"に力を入れる企業が増えています。

このような環境変化を考慮し、2017年8月26日(土)に開催する第3回MR-1コンテストのテーマを「人工知能(AI)に立ち向かえ!MR減少時代に生き残れるか」に設定しました。

「我こそは!」と思うMRさんのエントリーをお待ちしております。

応募資格

下記の要件を満たし、MRとして現役で活躍されている方。(プレイングマネージャーは応募可)

  • 8月26日(土)に東京で開催される本選(ファイナル)に出場可能であること
  • 勤務先、年齢、性別などは問いません

募集期間

2017年4月3日(月)~5月31日(水)(5月31日23:59受信分まで受付)

審査

審査は下記の二段階で実施します。

一次審査(予備選)

メールで提出された小論文(1200字以内:テーマは別紙【応募規定】参照)とプレゼンテーション動画(3分間:自己紹介と小論文の要旨)で審査します。

審査結果は2017年7月21日(金)に応募者へメールでご連絡します。

二次審査(本選:ファイナル)

2017年8月26日(土)14時~17時30分(会場:星薬科大学 本館2階 第二ホール)に行われるコンテスト本選で実施されます。
審査は、MR-1コンテスト審査委員会が所定の審査項目・審査基準に沿って採点したものに、会場参加者の評価および医療者の推薦(推薦状)があったMRには推薦加算がなされ、その総合点でMVMRを決定します。

一回戦

当日発表するテーマ(課題)に対してプレゼンテーション(3分間)をその場で行っていただきます。プレゼンテーションの成績上位者4名が準決勝へ進みます。

準決勝

当日発表するテーマ(シチュエーション、患者像等)において、薬剤師とのロールプレイ(5分間)を実施し、上位2名が決勝へ進みます。

決勝

当日発表するテーマ(シチュエーション、患者像等)において、医師とのロールプレイ(5分間)を実施し、MVMRを決定します。

参加費

MR-1コンテストへのエントリー費用は1名につき1,000円です。ファイナリストは、午前中にプレイベントとして開催される特別セミナーに無料で参加できます。本選会場までの往復交通費等は参加者の負担となります。

ファイナリストへの特典

特典1Monthlyミクスにて、ファイナリストに選出されたMRを特集記事で紹介
特典2ナンバーワンに輝いたMRは、上司や同僚、営業所、所属企業、担当施設などMRが働く現場もMonthlyミクスにて紹介

会社名等の公表について

コンテストに応募された方の会社名は、原則として公表しません。ただし、ファイナリストに限り、成績発表時に会社名の公表を行います。

個人情報の取り扱いについて

応募に際してご記入いただいた個人情報は、MR-1コンテストの審査に限って使用します。終了後は責任を持って破棄します。

応募方法

下記サイトをご確認ください
https://mr-1.org/thirdcontest/entry.html
※応募期間は終了しました

お問い合わせ先

MR-1コンテスト実行委員会

e-mailmrichiban1@gmail.com
主催一般社団法人メディカルインフォ&コミュニケーション協会、MR-1コンテスト実行委員会
協力星薬科大学イノベーションセンター、木村情報技術株式会社、コクボ教育企画、Monthlyミクス編集部、MR-NET

<MR-1コンテスト公式サイト>
https://mr-1.org/
※イベントは終了しました

MRのための知恵袋「アリストテレス」誕生

最もストレスがたまること。それは、「同じことをやり続けて違う結果を求めること」だと思います。

過去10年間にMRの面談効率が悪化し、今後も▽在宅医療▽チーム医療(医師の負担軽減)▽アウトカム目標(臨床指標)▽地域包括ケアを絡めた多職種連携--など、地域包括ケアによって"増えるもの"が、医師に面談できる機会を奪っていきます。これまでと同じことを繰り返すだけでは、医師や薬剤師と面談できず、図のような負のサイクルを回すことになります。

aristotelēs-01.png

シェア・オブ・ボイス(SOV)型のMR活動は、企業の実績を一時的に上げるかもしれませんが、得意先側には"負"の活動として捉えられてしまいます。

このサイクルを下図のように、会社だけでなく得意先に対しても"正"のサイクルを回せるように、活動を見直す必要があります。

aristotelēs-02.png

それでは、先生方が忙しくでも「会ってもいい」と思っていただけるMRとは、どのようなMRなのでしょうか?これまでの取材を通じてうかがった内容をまとめると、以下の5つに集約されると思います。

タテ社会の医師をヨコにつないでくれる

→ 人脈があるネットワーク思考

添付文書等に書かれていない情報を語ることができ、処方設計のアドバイスができる

→ "本業"がしっかりしている

経営のことにも興味があり、ビジネスマインドが高い

→ 増患対策なども語り合えてしまう

噂話など話題が豊富

→ 先生も"同業他社"の動向や他業界に興味がある

患者さんを見る眼を持っている

→ 売っているものを"患者志向"で定義できる

これらの一部は企業研修の中でもカバーされていますが、残りは自らが学ぶ必要があります。しかし、良いコンテンツがまとまったものがなかなかありません。ないならつくろう!ということで、MR-NETの池上文尋さんと一緒に、「アリストテレス」というMRのための知恵袋サイトをつくりました。

「アリストテレス」では、「医学や薬の知識以外の医療周辺情報」をその分野の第一人者に話していただき、それらのコンテンツを動画や音声でいつでもどこでも見られるようにしました。
「社内研修でものたりない方は、ぜひ"車内研修"のひとつに「アリストテレス」を活用してください。

詳細は「アリストテレスのWebサイト」をご覧ください。

AIを活用することの意味

AI社内お問合せシステム「AI-Q」(アイキュー)の紹介動画の視聴数が、2カ月足らずで1万件を超える勢いです。
https://youtu.be/yAsQCjGLgPk

この動画の冒頭で私は、「10年後、国内労働人口の49%にあたる職業が人工知能やロボットで代替される可能性が高いという推計が発表された」と、"ドヤ顔"で話しています。
この推計は、野村総合研究所が約1年前の2015年12月に発表したものです。詳細は、下記URLをご覧ください。
https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

人工知能やロボット等による"代替可能性が高い"100種の職業には、▽医療事務員▽診療情報管理士▽スーパー店員--などが、人工知能やロボット等による"代替可能性が低い"100種の職業には、▽医療ソーシャルワーカー▽外科医▽言語聴覚士▽理学療法士--などが紹介されています。

AIはすでにMR活動にも導入されています。毎朝、PCを開くと、今日訪問すべき得意先の名前と、使用する資材が提示される企業があります。「そこまでAIにさせたらMRのモチベーションを削いでしまうのではないか」という見方もありますが、AIに提示された内容を"ちゃんと得意先に話せるか否か"は、個々のMRの技量に依存しています。ここは、AIの影響力が及ばない部分です。

AIは、「提供」「回答」「分析」を得意としており、それに対して人間は、「提案」「対応」「価値創造」を"強みとすべき"です。例えば、ある患者さんに対するベストの治療を導き出すことは、AIが優れています。しかし、治療は患者さんが参加してくれなければ、はじまりません。個々の患者さんの治療への意欲などを加味しながら、取り組める最善の治療に医療者と患者さんがコミットすることが重要です。

AIと人間の役割分担

AIを企業が導入することで、何を実現すれば良いのか。それは、これまで"緊急ではないけれど重要"な「第2領域」(※『7つの習慣』参照)に、時間をたっぷりと割くことだと思います。AIを活用することで、これまで満たされなかったニーズ(Unmet Needs)を解決することができるかもしれません。

第2領域だったUNの解決

「MR-1コンテスト2017のプレセミナーを11月25日に開催します」

来る11月25日(金)14:00~17:00に開催する「MR-1コンテスト2017 プレセミナー」には、MR-1コンテストの実行委員を務める木村情報技術の代表取締役である木村隆夫と、私が講演させていただきます。

MR-1 コンテストとは

MR-1 コンテストは、医療環境が大きく変化する中で、日々工夫しながら活動しているMRにスポットライトを 当てることを目的としたものです。
第1回は「医療への貢献」(2014年)、第2回は「地域医療への貢献」(2015年)をテーマにナンバーワンMR(MVMR:Most Valuable MR)を決定して参りました。

今回のプレセミナーでは、講演と共に2017年8月26日(土)に開催する第3回MR-1 コンテストの概要も説明します。

MRご本人はもちろん、MRの仕事や教育に関わる方々のご参加を広く募ります。セミナー後は希望者で名刺・情報交換会も行う予定です。

ぜひこの機会に見聞を広め、MR教育のオプションを増やされてはいかがでしょうか?

<MR-1コンテスト2017 プレセミナー詳細情報>

開催日時
2016年11月25日(金)14:00~17:00
開催場所
HSB鐵砲洲 貸会議室 東京都中央区湊1-1-12
地図はこちら
参加費
5000円(当日会場払い)
企画・主催
一般社団法人メディカルインフォ&コミュニケーション協会 MR-1コンテスト実行委員会
【講演1】「MRが消えたなら、、、AIが仕事を奪う日」

木村情報技術株式会社 代表取締役 木村 隆夫

【講演2】「2020年の医療はこうなる~地域包括ケアという免疫システムと一体となるMRと排除されるMRの違いとは?~」

木村情報技術株式会社 コンサナリスト(R)事業部長 川越 満

【コンテスト概要紹介と質疑応答】

参加申し込みはこちらから↓
https://goo.gl/forms/9VtBs4Icx4tRd7WC3
※応募期間は終了しました

画像をクリックでチラシをご覧になれます
第3回MR-1コンテスト2017 チラシイメージ

「医師がMRには言えないお金の悩みとは・・・」

2012年1月に出版した『ドクターは、そう考えないよ』(絶版)の中でも紹介した「開業動機と開業医(開設者)の実情に関するアンケート調査」(日本医師会、2009年)には、勤務医時代と開業後の"負担のギャップ"が紹介されています。

グラフを見てもわかるように、開業後には、労務関係と金銭(経営)的なことに負担を感じていることがわかります。

勤務医時代と開業後の負担のギャップ

さる9月17日(土)に開催したMBA交流会第1回「知恵の輪クラブ」では、主に労務関係のトラブルをテーマに専門家の先生からお話をいただきました。10月15日(土)に開催する第2回「知恵の輪クラブ」では、「クリニック院長とお金の悩みについて」と題して、株式会社ドクター総合支援センター代表取締役の近藤隆二先生にご講演いただきます。

下記は、同イベントを主催するメディエンスさんからのご案内です。会場は、今回も木村情報技術の東京第一スタジオです。

第二回MBA交流会 知恵の輪クラブ:10月15日(土)

少人数でMRや医療系の営業の方々が現場に役立つ知恵を講師の先生とみっちり学び、質疑応答もして頂けます! (質疑応答の時間を多く取っております)

当日は動画も撮影することになりますので、参加者の方には復習して頂けるようにと思っております。

記念すべき第2回のテーマは
「クリニック院長とお金の悩みについて」
となります。

講師は株式会社ドクター総合支援センター 代表取締役の近藤隆二先生です。

近藤先生のプロフィールはこちら

近藤先生はクリニック院長のお金の悩みをファイナンシャルプランナー的な視点からアドバイスをされており、多くのクリニック院長から重宝されている存在です。

院長はどんなことで日々悩まれているのかを理解する時間になるかと思います。

詳細情報

日時
10月15日(土)16:00~18:00(受付開始15:30)
懇親会18:15~(希望者のみ)
会場
木村情報技術株式会社 KIT STUDIO-キットスタジオ- 東京第1スタジオ
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目11-5 RASA日本橋ビルディング 2F
地図はこちら
会費
5000円(懇親会費は参加者で割り勘です。)
定員
20名

申し込みは以下の項目をご記入の上office@mr-net.orgまでご応募ください

  1. (1)お名前
  2. (2)会社名・学校名
  3. (3)メールアドレス
  4. (4)携帯番号
  5. (5)懇親会の出欠

「求められるICFを意識したディテーリング」

介護福祉士の中浜崇之さんは、2016年8月15日にTBS系列で放送された討論バラエティ番組『好きか嫌いか言う時間SP』に出演した際に、司会者から介護職員のモチベーションがどこにあるのか尋ねられ、次のような発言をしました。

「介護の仕事って、自分の人生を最期まで自分らしく生きるために何をするべきか。どうやって死んでいきたいか。どういう姿で最期を迎えたいか。ご本人の思いと家族の思い。それを実現するためのひとつとして、お風呂に1人で入れないからお手伝いをする。例えば、孫とディズニーランドに行きたい。行ってもらうためにケアスタッフとして何かできるのか。車で行くのに1時間かかるからその間座っていられるようにリハビリがんばろうね。そういうことで一人ひとりの思いが実現できる。そこに私はモチベーションを持って仕事をしている」

この発言は、実にICF的です。ICFについては、連載している「今週の提言」(医薬経済社のサイト)にも紹介しましたが、ICFとは、図のように生活機能と環境・個人因子を相互的に捉えながら健康状態を診ていく考え方です。機能障害があって活動が制限されている状況を、医療人のサポートや福祉器具の活用、建物のバリアフリー化により制限や制約が少なくなり、患者さんの"健康状態"を上昇させていきます。

ICF図

要介護状態が悪いため、ディズニーランドに行くのは無理と考えるのではなく、お孫さんとディズニーランドに行ってもらうためには、どのような治療やサポートをすれば良いのかを考えるのがICF的な考え方です。
MRも、自分が扱う薬剤が患者さんの▽生命レベル▽生活レベル▽人生レベル――にどのような影響を与えることができるのか。そのことが、患者さんが再び実現したいと願っている活動や社会参加等について、どのようなメリットを与えられるのかを医師や薬剤師などと情報交換した上でディテーリングすることが求められています。
ICFは、私が約5年前に出版した『優秀なMRはどのようなディテーリングをしているのか?』の中で提唱したOne Patient Detailing(OPD::ある疾患における、自社製品に限らない個々の症例に基づくディテーリング)と、とても相性の良いツールです。ぜひ活用してみてください。

なお、OPDに関する書籍を年内に木村情報技術から出版する予定です。

トラブルに強い行政書士の話を聞いてみませんか

木村情報技術"初"の書籍『地域包括ケアとは、○○である』では、得意先の先生と地域包括ケアについて語るための「48個」のヒントをまとめました。

そのうちの46個目には、「つなぐ人が勝つシステムである」と題し、保険業界でトップ1%のライフプランナーだけが入会を許される「MDRT」(Million Dollar Round Table)について紹介させていただきました。

MDRTの人たちは、絶対に売り込みをしません。仕事に誇りを持っており、相手の困ったことを解決するために力を注いでくれます。ソリューションの幅を広げるために、人脈の構築に尽力しています。

MRさんやMSさんも地域包括ケアの中で、「在宅訪問してくれる歯科医師」「褥瘡ケアにつよい薬剤師」「生活習慣病と栄養管理についてレクチャーしてくれる管理栄養士」などを、いつでも紹介できるようになれば、シェア・オブ・マインドを高めることができます。

おそらく、MDRTの人は、医療機関のトラブルに強い行政書士とも太いパイプを持っていると思いますが、9月17日(土)に、MRさん向けのイベントで特定行政書士の岸部宏一先生が講演してくれることになりました。

下記は、同イベントを主催するメディエンスさんからのご案内です。会場は、木村情報技術の東京第一スタジオです。つなぐ役になって勝ち(価値)残りたいMRさんは、ぜひご参加ください。

第一回MBA交流会 知恵の輪クラブ:9月17日(土)

このたび、MBA交流会「知恵の輪クラブ」を行うことになりました。

少人数でMRや医療系の営業の方々が現場に役立つ知恵を講師の先生とみっちり学び、質疑応答もして頂ける場を作ることとなりました。 (質疑応答の時間を多く取っております)

当日は動画も撮影することになりますので、参加者の方には復習して頂ける ようにと思っております。

記念すべき第一回のテーマは
「クリニックで起きるトラブルについてとその解決法について」
となります。

講師は日経メディカル「クリニック事件簿」に寄稿されている岸部宏一先生です。

岸部先生は横浜医療法務事務所・有限会社メディカルサービスサポーターズ の代表であり、行政書士です。岸部先生は外資系製薬企業でのMR経験もあり、製薬企業の仕事、医療機関での仕事の両方を理解している稀有な存在です。

医療経営に関わる士業の先生方の中でも切込み隊長として一目置かれる存在の岸部先生の現場の話をがっつりと語って頂ける時間になります。かなり濃い知恵を頂戴出来る時間になると思います。

岸部先生ご略歴

詳細情報

日時
9月17日(土)16:00~18:00(受付開始15:30)
懇親会18:15~(希望者のみ)
会場
木村情報技術株式会社 KIT STUDIO-キットスタジオ- 東京第1スタジオ
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目11-5 RASA日本橋ビルディング 2F
地図はこちら
会費
5000円(懇親会費は参加者で割り勘です。)
定員
20名

申し込みは以下の項目をご記入の上office@mr-net.orgまでご応募ください

  1. (1)お名前
  2. (2)会社名・学校名
  3. (3)メールアドレス
  4. (4)携帯番号
  5. (5)懇親会の出欠

「シェア・オブ・マインドの向上=人間力の強化」

 約10年前から「これからはシェア・オブ・ボイスではなく、シェア・オブ・マインドの時代」だと言い続けて来ました。
どちらも広告業界の用語として知られていますが、医薬品業界では、以下のような意味で使われています。

シェア・オブ・ボイス(SOV)とは?

処方依頼中心のMR活動。医師へのコール数・ディテール数を競っている世界。

シェア・オブ・マインド(SOM)

得意先の医師等の"心のシェア"獲得を目指し、長期的な関係づくりを目指す。

 SOVの考え方を全面的に否定するつもりはありませんが、私のような"SOM信者"とは、以下のような違いがあるようです。

【SOV信者の頭の中】

優秀なMRは、得意先への訪問回数が多い。よって、訪問回数を増やせば、他のMRの実績も上がるはずだ。だからたくさん訪問しろ!

【SOM信者の頭の中】

優秀なMRはシェア・オブ・マインドが高く、得意先に求められる(歓迎される)から訪問回数が多くなる。だからシェア・オブ・ディテーリング(興味を持ってくれた時間の獲得度合い)を上げる努力をしろ!

 SOVとSOMでは、考え方が真逆であることをご理解いただけると思います。実は9月中旬に東京医薬品工業協会のスキル研修でSOMについて講演するため、以前に作成したSOM関連の講演資料を探したのですが、どうやら誤って削除してしまったようです(涙)。

  仕方なく、一から作りなおしていますが、SOMを高めることは、「人間力」を高めることにつながると実感しています。

 参考までに、SOM関連の講演のベースとなっているSOMチェックシートをご紹介します。優秀なMRでも3割程度しかチェックできませんので、チェックできないからといって落ち込まないでください。

SOMチェックシート
合計点数: /39