岐阜大学／医学部放射線科
平成23年度岐阜大学医学部テュトーリアル
「画像診断・放射線治療・IVRコース」(全8回)
平成23年度の岐阜大学医学部4年生に対するテュトーリアル「画像診断・放射線治療・IVRコース」(2011年4月～7月)では、学生教育の取り組みとして新しくアンサーパッドシステム(木村情報技術株式会社製：3eAnalyzer)を導入しました。
アンサーパッドと呼ばれる小型の通信装置を学生全員に配布し、提示した質問にアンサーパッドを使って回答してもらうと、回答結果が瞬時に棒グラフで表示され、学生が楽しみながら理解度を知ることができます。
学生自ら"講義に参加する"という意識をもたせる。
岐阜大学医学部4年生に対する放射線科テュトーリアル講義は毎回水曜午後の3時限で構成され、1時限目に画像診断に役立つ解剖の講義、2時限目に疾病の画像診断の講義を行います。3時限目を復習および理解度確認のための時間とし、アンサーパッドシステムを用いて1、2時限目に講義した内容の画像を見せつつ質問し、その場で学生に回答させます。
講演後のコメント
医学部の学生教育では教官が一方的に講義を行うことが多く、学生は受身になりがちです。また、講義の理解度は期末の筆記試験による評価が主になります。しかし、アンサーパッドシステムを用いることで、学生は自分から講義に参加するという意識が高まり、講義の記憶が薄れる前に、楽しみながら自らの理解度を試すことが可能になります。
また、教官もリアルタイムに学生の理解度が把握できます。「講義の直後にアンサーパッドを用いて復習することで記憶に残った」と学生にも好評でした。
