参加者
学生、会社員、教職員など
実施内容
毎年4月2日は、2007年に国連が制定した「世界自閉症啓発デー」です。日本ではこの日から8日までを「発達障がい啓発週間」と位置付け、自治体など各種団体が自閉症をはじめとする発達障がいへの理解促進のために集中啓発を行っています。このたび、CMC GROUP、中京大学、愛知県、岡崎市、大府市が行う自閉症啓発を目的としたメタバース活用イベントに、木村情報技術は社会貢献の一環として、自社オリジナルのメタバース空間「KIMULAND(キムランド)」を提供しました。
常時30名以上、トータル100名以上が参加した本イベントでは、メタバース上でアバターを操作し、自閉症についての講演や自閉症の理解を深めるクイズ、自閉症当事者の創作物の展示などの多彩なプログラムを体験していただきました。
参加者アンケートの結果、メタバース上での参加は心理的安心感の面で良かったという意見が大半を占め、自閉症啓発の手段として、メタバースの活用は良いことであるという声が多く寄せられました。具体的には、アンケートに回答した参加者の94%が安心感を評価しました(「アバターでイベントに参加することに安心(72%)、やや安心(22%)」)。また、「メタバースの活用は、自閉症啓発にとって良いことだった」という回答は、97%を占めました(「自閉症啓発にメタバース空間を活用することは良いこと(78%)、やや良いこと(19%)」)。
木村情報技術はこれからも「KIMULAND」で様々な取り組みを具現化し、メタバースの社会への貢献についての可能性を広げてまいります。
参加者からのコメント
- ゲームなどでとても楽しく、分かりやすく自閉症について学ぶことができてとても良かったです。
アバターで行うことで顔も映さなくて良いので安心して参加することができました。 - 実際に会場でやるのもいいと思うが、このようにメタバース空間を用いるのは全国各地から参加できるので規模が広がり、色んな人の目につく機会になり、良いと思った。
- 自閉症について詳しいことがわかってよい経験でした。
- 皆さんと同等に参加できる雰囲気が良いと思いました。
- メタバースによって啓発活動を行うことで一般の人にも手軽に情報を届けられるのではないかと感じました。
- 作品を実際に見なくても、画面上でも作品をしっかりと見ることができ感じることができてよかったです。
- モニター神経衰弱がとても興味深い内容で面白かった。
- イベントに参加しましたが、メタバースでの参加は思っていたよりも取り組みやすかったです。
など
メタバース空間「KIMULAND」内での開催イベント
- 理解する
- 自閉症クイズ、モニター神経衰弱、市民公開講座
- 遊ぶ
- バリアバリューゲーム、キーワードラリー
- 鑑賞する
- 自閉症当事者の創作物展示、自閉症活躍者コーナー、学生制作ドラマ、ブルーライトアップ中継、書道パフォーマンス動画
メタバース空間を活用したイベント開催のきっかけ
今回のイベント共催者であるCMC GROUPの担当者より、「メタバース空間であれば、発達障がいの方にとってもコミュニケーションのハードルが低く、親和性が高いと考え、今回のイベントの企画に至りました。」と回答いただきました。